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カリフォルニア・アーモンド協会、 今年のアーモンド収穫量は減少の予測

米国農務省全国農業統計局の客観的予測によると、

今年のカリフォルニア州のアーモンド収穫量は11%減の見込み

2022/7/8

※このプレスリリースは202278日に米国カリフォルニア州で発表された資料の抄訳版です。

世界最大のアーモンド生産地である米国カリフォルニア州の約7,600のアーモンド生産農家ならびに100を超える製造加工業者で組織される「カリフォルニア・アーモンド協会」(本拠地:米国カリフォルニア州モデスト)は、米国農務省(USDA)全国農業統計局(NASS)が2022年7月8日に発表した「2022年カリフォルニア・アーモンド客観的測定レポート」によると、2022年のカリフォルニア州のアーモンド収穫量は昨年の29億ポンドから11%減の26億ポンドになるとの見込みを発表しました。

2022年客観的レポート」の予測は、本年5月に発表された「2022年主観的予測レポート」を7%下回っており、困難な収穫年に直面していることを示しています。一部の生産者は今年の春に霜の影響を受けましたが、カリフォルニアのアーモンド農家を含む、アーモンド業界全体は、世界中の消費者のニーズに応えるために、アーモンドの出荷に影響が及んでいる物流問題と、深刻な水不足に継続的に取り組んでいます。

カリフォルニア・アーモンド協会の理事会会長のブライアン・ウォールブリンク(Brian Wahlbrink)は、次のように述べています。「今年の困難な状況にもおいても、生産者は、状況を把握し管理、監督するスチュワードシップ活動を改善し、消費者のニーズに応えるために献身的に取り組んでいます。」アーモンドの木1本あたりの予想平均収穫粒数は4,082個で2021年から12%減少しており、ノンパレル品種の平均収穫粒数は3,966個で昨年より12%減少しました。サンプルされたすべての品種の粒重の平均は1.47gで、2021年の平均から1%減少しました。ノンパレル品種の粒重の平均は1.55gで2021年の平均からわずかに増加しました。

カリフォルニア・アーモンド協会の会長兼最高経営責任者(CEO)のリチャード・ウェイコット(Richard Waycott)は、次のように述べています。「出荷や物流の停滞にもかかわらず、最近の出荷量は記録を毎月更新しており、カリフォルニア・アーモンドの需要が米国内でもグローバル市場でも増え続けていることがわかります。アーモンド生産者は、アーモンドの生産のために、可能な限りの投資を行い、その努力が表れています。今年度の予測は、昨年度より落ち込みましたが、世界的な需要を満たすために、高品質なカリフォルニア・アーモンドの安定供給に向けた生産者の努力を反映した予測となっています。」

カリフォルニア・アーモンド協会が本年4月と5月に発表した「2022年ポジションレポート」によると、アーモンドの輸出は出荷や物流の障害に直面しながらも両月とも記録を更新し、5月にはアーモンド総出荷量でも記録を更新しました。

米国農務省全国農業統計局は、カリフォルニア州のアーモンド業界に向けて、情報に基づいたビジネス上の意思決定を行うために必要なデータを提供することを目的に、毎年、「主観的予測レポート」、「客観的レポート」、「作付面積レポート」を作成しています。これらの予測のうち、「客観的レポート」は、統計的に厳密な方法を用いた実際のアーモンドの個数に基づいており、より正確であるとみなされています。