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カリフォルニア州のアーモンド農家、持続可能な養蜂のためのビジネスアワードを受賞

花粉媒介者の保護に向けた優れた活動が評価され、北米花粉媒介者キャンペーン(NAPPC)により表彰される

2021/11/18

カリフォルニア州のアーモンド農家、持続可能な養蜂のためのビジネスアワードを受賞

世界最大のアーモンド生産地である米国カリフォルニア州の約7,600のアーモンド生産農家ならびに100を超える製造加工業者で組織される「カリフォルニア・アーモンド協会」(本拠地:米国カリフォルニア州モデスト)は、2021年10月19日に、北米花粉媒介者保護キャンペーン(The North American Pollinator Protection Campaign 以下、NAPPC)より、持続可能な養蜂ビジネスアワード(Business for Bees Sustainability Award)を受賞しました。本賞は、花粉媒介者の支援に積極的に取り組んでいる優れた団体に贈られるものです。

21年前にNAPPCを設立した、Pollinator Partnershipのエグゼクティブ・ディレクターであるケリー・ローク(Kelly Rourke)氏は、次のように述べています。「私たちはカリフォルニア・アーモンド協会とカリフォルニア州のアーモンド農家と長年にわたって協力してきました。今回の受賞は、彼らが農園や生態系全体において、あらゆる花粉媒介者を長期的かつ献身的に保護してきたこと、そして、さまざまなレベルで花粉媒介者の保護を農家に呼びかけてきたような、彼らの確固たる取り組みが評価されたものです。カリフォルニア・アーモンド協会とアーモンド業界は、花粉媒介者の保護に関する意識を高め、実際に行動を起こすことで、目に見える変化をもたらしています。 NAPPCが持続可能な養蜂ビジネスアワードを授与したことは、過去に1度だけです。本賞は、ミツバチやすべての花粉媒介者を保護し、持続可能性と革新を推進するために特別な措置を講じた団体が存在した年にのみ授与されます。」

カリフォルニア・アーモンド協会の最高科学責任者であるジョゼット・ルイス博士(Josette Lewis)は、次のように述べています。「本賞には当協会の名前が記されていますが、実際にはカリフォルニアの7,600のアーモンド農家に贈られるべきものです。農家の方々は、アーモンドの栽培や農業・環境全体にとって、花粉媒介者の存在がどれほど重要であるかを理解しており、その解決策に寄与したいと考えています。」

ローク氏は、次のように述べています。「カリフォルニア・アーモンド協会は、カリフォルニア花粉媒介者連合(California Pollinator Coalition、CPC)の設立においてリーダーシップを発揮し、農場における花粉媒介者の生息環境を促進し、またアーモンド農園やその他の生息地で、花粉媒介者に快適な環境を提供するための最善の方法に関する研究や教育を長年支援してきました。これらの実績が今回の受賞につながりました。」

カリフォルニア・アーモンド協会は昨春、野生および管理されている花粉媒介者の健康を促進するために、Pollinator Partnershipとカリフォルニア州食料農業局と協力して、州内の農業および環境分野の幅広い生産者団体を結集し、カリフォルニア花粉媒介者連合を設立しました。

カリフォルニア花粉媒介者連合の設立に携わったPollinator Partnershipのプログラム・ディレクターであるローリー・デイヴィス・アダムス(Laurie Davies Adams)氏は、次のように述べています。「カリフォルニア花粉媒介者連合の設立は、とても大きな一歩でした。これは、すべての生産者、農家、農園主を一同に結集させた、州全体に渡る唯一の連合で、これまでになかった試みです。この連合を通じて、今後は、現場レベルで真の変化がもたらされるでしょう。」

NAPPCは、米国のほか、メキシコやカナダとの多様なパートナーの協力によって成り立っており、権威ある科学者、研究者、企業のビジネスマン、自然保護活動家、政府関係者などが参加しています。NAPPCは、花粉媒介者の認知を高め、その科学的理解を促進しながら、問題解決のための共通基盤を見出し、花粉媒介者に利益をもたらす革新的なイニシアチブを創出するために活動しています。NAPPCは、サンフランシスコに本部を置く非営利団体Pollinator Partnershipによって運営・支援されています。Pollinator Partnershipは、教育、保護、研究を通じて花粉媒介者の健康を促進することを使命としています。

アーモンド農家はカバークロップを植えることで、花粉媒介者の生息地を確保しています。

アーモンド農家はカバークロップを植えることで、花粉媒介者の生息地を確保しています。

本賞の受賞は、NAPPCの第21回年次国際会議の中で発表されました。この国際会議は、Pollinator Partnershipとスミソニアン国立自然史博物館が主催し、昨年に引き続きバーチャルで開催されました。本会議と授賞式は当初、スミソニアン博物館で開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響でバーチャルでの開催を余儀なくされました。ローク氏とアダムス氏は、カリフォルニア・アーモンド協会の活動を高く評価していることを示すために、直接会って表彰したかったと述べました。

アダムス氏は、次のように述べています。「カリフォルニア・アーモンド協会は、アーモンド業界の支援を受けながら、アーモンド農園だけでなく、あらゆる農家や農業コミュニティ全体を巻き込んだ強力な取り組みを実施しており、本当に感心しています。あらゆる生産者グループを集結させ、農業者主導の花粉媒介者連合を結成したことは極めて重要なことです。これにより、さらに多くの人が参加し、大きな成果を上げるための基盤が築かれることでしょう。また本件は、他の州も取り入れしようとしている先駆的な取り組みです。」

ルイス氏は、次のように述べています。「NAPPCとPollinator Partnershipが行っている優れた活動を考えると、今回の受賞は私たちの農家にとって素晴らしい名誉です。アーモンド農家は、作物や生態系における花粉媒介者の重要性について誰よりも深く理解しています。だからこそ、彼らは自分たちの農園を花粉媒介者にとって健全な場所にするために懸命に取り組んでいるのです。」

カリフォルニア州セントラルバレーのアーモンド農園は、花粉媒介者の飛来地です。近年、同地域のアーモンド農家は、110,000エーカー以上の農園について「ミツバチに優しい農業プログラム(Bee Friendly Farming®)」認定を申請し、花粉媒介者の生息地と総合的な害虫管理をその土地全体に提供することで、農園の健全性を維持しながら、アーモンドの花を補完するその他の花の資源を拡大してきました。

ルイス氏は、次のように述べています。「カリフォルニア州のアーモンド農家は、同州とその他の花粉媒介者の飛来地で、ミツバチに優しい生息地の面積を2倍に拡大しました。当協会は、花粉媒介者の生息地の促進と保護に向けて、農業団体や自然保護団体との幅広い連携を、先頭に立って進めていけることを誇りに思っています。」

カリフォルニア・アーモンド協会について
高品質なカリフォルニア・アーモンドは、品種や栽培技術の改良のもと生産されています。数世代にわたる家族経営が多数を占めるアーモンド農家約7,600と約100の加工業者を代表するカリフォルニア・アーモンド協会は、戦略的な市場開発におけるリーダーシップや革新的な研究を通して、業界のベストプラクティスの導入を促進することにより、自然で健全な品質のアーモンドを推進しています。1950年に設立され、カリフォルニア州モデストに本拠を置く当協会は、米国農務省の監督下で、生産者により制定されたマーケティング・オーダーを管理する非営利組織です。協会の活動およびアーモンドに関する詳細は、公式WEBサイトおよび、TwitterInstagramをご覧ください。

北米花粉媒介者保護キャンペーン(NAPPC)について
NAPPCは20年以上にわたり、北米大陸全体で花粉媒介者の健康を支援するために、花粉媒介者問題に関連するあらゆる分野の関係者を集め、協力関係を築いてきました。これらの180以上の組織の総力を結集することで、花粉媒介者の健康を保全景観管理の一部として促進することに貢献してきました。NAPPCは、さまざまな作業部会を通じて、確かな科学を現場での実際の進歩につなげ、変化をもたらしています。NAPPCはPollinator Partnershipによって運営されています。詳細はNAPPC | Pollinator.orgをご覧ください。