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アーモンドが17年連続で、食品と飲料の革新的な新製品開発に欠かせないナッツとして首位を堅持

多用途性と豊富な栄養素が、新製品開発におけるアーモンドの変わらぬ人気を牽引

2023/11/21

世界最大のアーモンド生産地である米国カリフォルニア州の約7,600のアーモンド生産農家ならびに100を超える製造加工業者で組織される「カリフォルニア・アーモンド協会」(本拠地:米国カリフォルニア州モデスト)は、Innova Market Insights社の2022年「グローバル新製品レポート(Global New Products)」1によると、2022年に世界で発売されたナッツ製品の中でアーモンドを使用した新製品が最も多く発売され、消費者の嗜好や市場ダイナミクスの変化が顕著な時代においても、2006年以来、17年連続でトップとなったことを発表しました。

本レポートによると、2022年のアーモンドを使用した新製品数は12,000以上に達しました。新製品開発におけるアーモンドの食品および飲料の原料としての優位性は、製品開発者だけでなく世界中の消費者にとっても、アーモンドが他の素材と組み合わせやすい魅力的な原料であり続けていることを示しています。

また、2022年のアーモンドを使った新製品数は、「菓子(コンフェクショナリー)類」、「ベーカリー」、「スナック類」、「バー類」、「シリアル類」、「乳製品」のカテゴリーにおいてトップとなり、アーモンドを使用した新製品全体の87%を占めました。

「スナック類」カテゴリーでのアーモンドを使用した新製品は2021年比で10%の伸びを示し、ラテンアメリカ(47%増)とアジア太平洋(16%増)での大幅な増加がその大きな要因となりました。アーモンドは「乳製品」カテゴリーでも最も使用されているナッツとなり、アーモンドを使用した乳製品は他の乳製品に比べて、多くの健康強調表示が記載されていました。

カリフォルニア・アーモンド協会のトレード・マーケティング&スチュワードシップ担当アソシエイト・ディレクターのハービンダー・マーン(Harbinder Maan)は、次のように述べています。「アーモンドは人気の食材として長年使われ続けてきました。アーモンドを使用してどのように新製品が開発されているかを見ると、バランスがとれた自然な栄養パッケージと多用途性により、アーモンドが不可欠な原料となっていることがよくわかります。」

2022年におけるアーモンドを使用した新製品では、「スープ類(46%増)」、「ソフトドリンク(22%増)」、「スポーツ栄養(16%増)」のカテゴリーが小規模ながら急成長しました。アーモンドを使用した新製品の食感に関して使われる表現は、カテゴリーによって異なりますが、引き続き、「クリーミー」と「カリカリ」が上位を占めました。また、アーモンドは「植物由来」、「ヴィーガン」、「ベジタリアン」を訴求する新製品において最も選ばれるナッツとなりました。

アーモンドは栄養豊富で心臓にやさしい食材です。飽和脂肪とコレステロールの少ない食事の一環として、アーモンドのようなナッツを約42g(1.5オンス)食べると、心臓病のリスクを減少させる可能性があることが、証明はされていませんが、科学的証拠で示唆されています。アーモンドは、約28g(1オンス)単位で他のナッツ類と比較すると、ビタミンEとリボフラビンを最も多く含み、約28gのアーモンドで6gのたんぱく質と4gの食物繊維、13gの不飽和脂肪を摂取でき、飽和脂肪はわずか1gしか含みません。

Innova Market Insightsのグローバル・インサイト・ディレクターであるルー・アン・ウイリアムズ(Lu Ann Williams)氏は、次のように述べています。「本レポートの結果は、アーモンドが多様なセグメントの変化するニーズに適応する能力を持っていることを示しています。今日の競争市場では、複数の需要に対応することがこれまで以上に重要になっています。」

アーモンドは今後何年にもわたって、食品・飲料メーカーに対して、食品と飲料の革新において創造性を発揮する機会を提供するでしょう。アーモンドには、ホールアーモンドからアーモンドパウダー、アーモンドバター、アーモンドミルクなど14種類以上の多様な形状があるため、さまざまな製品カテゴリーにおいて有用かつ適応性の高い原料となっています。アーモンドは、現代の消費者に訴求するため、独創的な製品を求める製品開発者のニーズに応えます。

1 : 「2022年グローバル新製品レポート(Global New Product Introductions Report, 2022)」、Innova Market Insights社、2023年5月発行


カリフォルニア・アーモンド協会について
高品質なカリフォルニア・アーモンドは、品種や栽培技術の改良のもと生産されています。数世代にわたる家族経営が多数を占めるアーモンド農家約7,600と約100の加工業者を代表するカリフォルニア・アーモンド協会は、戦略的な市場開発におけるリーダーシップや革新的な研究を通して、業界のベストプラクティスの導入を促進することにより、自然で健全な品質のアーモンドを推進しています。1950年に設立され、カリフォルニア州モデストに本拠を置く当協会は、米国農務省の監督下で、生産者により制定されたマーケティング・オーダーを管理する非営利組織です。協会の活動およびアーモンドに関する詳細は、公式WEBサイトおよび、TwitterInstagramをご覧ください。